
新型コロナウイルスが急激に症状を悪化させる原因は
サイトカインストームの発生
によるものという説が有力です。
その理由としては、
1918年から1919年に掛けて流行したスペイン風邪では、5千万〜1億人とされる死者の中で、健康であった若者の死亡数が際立って多かったのです。
その最大の特徴はサイトカインストームが発生したことが関係するという説が有力だそうです。
サイトカインストームは、健康な免疫系は身を守るものとしてだけではなく己を攻撃するものとして動作したことになるのです。
同様に、香港を中心に2003年に流行したSARSの死因の多くがサイトカインストームによると判明しているのです。また鳥インフルエンザでヒトが死亡する場合にも関係している模様です。
最近の研究によると、新型コロナウイルス感染症における肺疾患は、ウイルスによる直接の肺への病害でなく、サイトカインストームによる肺障害の結果であるという見方も主流になりつつあるようです。
これは急性呼吸促迫症候群の発症機序と酷似しているからと言われています。
またサイトカインストームの合併症として、血栓の出現による脳梗塞、各種臓器の梗塞、凝固障害などが指摘されているからです。
サイトカインストームとは?
新型コロナウイルス感染症において、一部の患者では致死的な呼吸不全に陥ることが知られています。
その分子メカニズムとして、サイトカインストームとよばれる病態が関与している可能性が指摘されています
サイトカインとは、感染症などが契機となり、炎症細胞(マクロファージ・リンパ球など)・上皮細胞・血管内皮細胞などから分泌される蛋白質です。
つまり、免疫が暴走してしまうのです。
サイトカインは免疫応答を調節する生理活性物質であり、ウイルス・細菌などの微生物に対する生体防御を担っています。サイトカインには様々な種類がありますが、このうちTNF-alpha・IL-6などは強い炎症応答を引き起こすことが知られており、炎症性サイトカインと呼ばれています。
感染症などによって、大量に産生された炎症性サイトカインが血液中に放出されると、過剰な炎症反応が惹き起こされ、様々な臓器に致命的な傷害を生じることがあります。
このような病態をサイトカインストームとよび、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、播種性血管内凝固症候群(DIC)、急性循環不全(ショック)、代表的な症状は、高熱、極度の疲労、吐き気である。さらには多臓器不全に陥り死亡する例もあるとのことです。
※東京大学保健センターHP参照
要するに新型コロナウイルスの特徴として、肺が水浸しになるということです。
肺の中が水浸しになるということはヒトは呼吸出来なくなります。
これによって急激に症状が悪化するのが大きな原因でもあります。
その理由としては、肺の中にいう免疫細胞が溜まった水を汲みだす力が弱まっているからです。
この細胞が水を汲み出せるのはアクアポリンという「水路」が存在するからです。
動物実験でラットが肺炎を起こして「サイトカインストーム」状態になると
上記のアクアポリンが減少してしまったのです。
日本医科大学の太田成男教授にHPによると、「サイトカインストーム」に陥った時には
水素を吸入すると血液中の酸素濃度が回復するとのことです。
左図は、肺にサイトカインストームを起こして、水浸しになった肺胞の写真です。水素を投入すると水浸し状態が改善します(右図)。
太田成男のちょっと一言HPより
以上のように水素の吸入によってサイトカインストーム状態に陥っても
アクアポリンの量が回復されるということです。
※私見ですが、水素とは厚生労働省が食品添加物として認めている素材の1つで、空気中にわずか約0.00005%しか存在しない宇宙一「小さい」原子です。医学に精通していない筆者も「自己防衛としての予防医学」の観点で自ら調べて研究し、浅はかながらもそれを理解したことをこのようにお伝えしている次第です。この記事の内容を信じるか否かは読者の皆様のご判断に委ねますが、ただ言えるのは筆者自身が5年以上水素生成器で毎日水素吸入をしていて、自身の健康状態が良好であるから言えるのです。