野草一味庵「美山荘」は、京都の奥座敷である花背の里（京都市左京区）にあります。

摘草料理で名を馳せた料理旅館です。

宿泊客を受け入れる部屋数は５部屋。

花背の地で摘み取った季節の草花や旬の野菜に魚を取り入れた美しい料理は、

立原正秋氏や白洲正子氏など多くの文化人から愛され、

当時は京都から「門外不出」といわれてきました。

また、フランスのシェフ、アラン・デュカスやミッシェル・ブラスなどもこの美山荘を訪れ、

かなりの興味を示したそうです。

さて、美山荘がどれだけ山深い場所にあるかをご紹介します。

小生は美山荘への足はマイカーです（しかも東京から）

公共交通機関を利用される場合は、叡山電鉄の鞍馬駅からバス移動となります。

他にも京阪電車の出町柳駅または京都市営地下鉄の北大路駅からもバスが出ています。

マイカーで行かれる場合、以下のルートを通って行きます。

（美山荘HPより）

京都市中心部を基準にすると、左手に東寺の五重塔が見える堀川通り（京都府道38号線）

通称鞍馬街道を北上します。

東寺からJR京都駅の立体交差を渡り、しばらくすると西本願寺、二条城が左に見えます。

目標は上賀茂神社です。

府道38号線は市原バイパスや二ノ瀬トンネルを抜けて、叡山電鉄の貴船口駅手前までは快適に走れます。

叡山電鉄の終点鞍馬駅を抜けると、「美山荘まで21キロ」という標識が見えます。

対向車に注意しながら、美山荘へ向かいます。

路側帯に車を停めてみました。

路線バスとギリギリすれ違う程度の幅はあります。

場所によって、対向車とのすれ違いが困難な箇所もあります。

最大の難所、花背峠を登って行きます。

ちなみにこの府道は１日３便の路線バスが通りますので、

必要以上にスピードを出さず慎重に運転していきます。

途中で国道477号線と合流します。

参考までに初冬（12月上旬）に美山荘へ向かう途中の花背峠です。

この日は初雪でした。

このことを若女将に申し伝えたら、「花背は京都といくより北陸の気候に近いです」と仰ってました。

ちなみに、関東、中部方面から車でお越しの際は、新名神高速道路を利用し、

栗東インターで降りてから、守山市内で国道477号と合流し琵琶湖大橋を渡ります。

国道477号線は途中、大原から花背峠を通っているのですが、途中、急に道が細くなり。

片側一車線状態の道を崖っぷちすれすれで走ります。

（小生はこの状況を知らず、対向車とかち合って冷や汗をかいた経験があります）

軽自動車ならまだしも、私の車のように５ｍ近くある大型車は

「ファミリーマート大原三千院店」を過ぎると府道40号線を右に曲がって

鞍馬駅を目指した方が安全に走れます。

国道477号線と府道38号線（鞍馬街道）の分岐点です。

美山荘まであと５キロです。

美山荘の最寄りのバス停が「大悲山口」の前です。

熊が出没するそうです。

バス停にてお待ちの際にはご注意ください。

公共交通機関にて美山荘までお越しの方は以下のバス時刻表をご覧ください。（2021.03.20現在）

※バスでご来送の際は、ご予約の時にお申し出ください。大悲山口までご送迎致します。

尚、バスは片道約1時間40分程の乗車になります。

※平日はお昼に到着するバスがございません。

他の交通手段（マイカーかタクシー）にてお越しいただきますようお願い申し上げます。

※土日祝の11:36に大悲山口に到着するバスは、12月16日～3月15日の期間、運休となります。

この間は、他の交通手段（マイカーかタクシー等）にてお越しいただきますようお願い申し上げます。

美山荘HPより

マイカーを所有していない方はレンタカーを利用するもの一つの方法です。

もともと、美山荘は「大悲山峰定寺」参りの信者のために宿坊として建てたのが始まりとされています。

美山荘へ足を運ぶこと自体が修行のように感じるのは私だけではなさそうです。

大悲山口バス停から車で5分（約２キロは走ります）

美山荘に到着しました。

京都市内中心部から約１時間半から２時間の所要時間。

毎回美山荘に足を運ぶ際にはなぜか不思議な達成感をいつも感じます。

今後美山荘へ足を運ばれる方の参考になれば幸いです。

美山荘でのお料理は以下のサイトからご覧いただけます。

■晩秋～初冬の夕食

■夏の夕食

美山荘

〒601-1102京都府京都市左京区花脊原地町375

TEL 075(746)0231

http://miyamasou.jp/