サグラダファミリア(バルセロナ)

スペインのバルセロナといえば、必ず足を運んでいただきたい観光地はサグラダ・ファミリアです。
日本語に訳すると聖家族贖罪教会という正式名称を持つのです。
日本語では聖家族教会と呼ばれることも多いのです。
天才建築家ガウディが 1883 年にフランシスコ・デ・パウラの後継者として建設の指揮を受諾し、
終生この作品に取り組みました。
現在に至っても未だこのバシリカの工事は続けられています。
2005年にユネスコの世界遺産に登録されましたが、当然その当時サグラダ・ファミリアはまだまだ未完成。
かろうじて完成している建物のみという、部分的な世界遺産登録は世界でも異例と話題になりました。
なぜそんなに建設に時間がかかるのか、誰もが不思議に思うところですが、
そもそもサグラダ・ファミリアの全貌は設計者であるガウディの頭の中にしかなかったのです。

頼りにできるのはたった1枚のスケッチのみ。

ガウディ亡き後弟子たちがこしらえた数々の資料もスペイン内戦で焼失してしまうというアクシデントに見舞われました。

常に手探り状態で建設を進めていくしかなかったようです。
建設を始めた初代の建築家はネオゴシック様式の建物を設計しました。
ガウディが完成させたのはサン・ホセ礼拝堂、地下聖堂そして生誕の門だけでした。
ファサードやすべての外観は大胆な色彩の装飾要素に溢れており、
受難の門には数字の暗号が刻されているのです。
このように、思うように建設が進まないことにより、
着工からすでに長い年月が経過しているサグラダ・ファミリアは、
新しい部分を作ると同時に完成部分の補修もしなければならない始末でした。
完成には実に300年以上を要するとも言われていました。
しかし、着工からおよそ150年経過した年に、
ガウディの没後100年にあたる2026年完成発表が報じられたのです。
当然世界中からどよめきの声が上がったのです。

その理由としては、近年のIT技術を駆使することでだいぶクリアになったことがあります。

コンピュータのない時代には模造実験のための模型も手作業で作らなくてはなりませんでしたが、

今は3Dプリンターやコンピュータによる設計技術も進んでいるため、
進捗はかなりスムーズになっています。
サグラダ・ファミリアを建設する予算が観光客増加によって潤沢になったから、
というのもサグラダ・ファミリアを語る上で欠かせないポイントです。
サグラダ・ファミリアは贖罪教会という特性から、

その建設予算は人々の寄附によってまかなわれてきました。

かつては工事費の不足により建設が遅れてしまっていた側面も大きかったのです。

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